クライアントさんからいただいた質問です。
「心理を学んで、嫌な人や気になること、外側で起きることは全部自分の心の中の内側の投影だということを知りました。なんだかしんどくて考えたくなくなります」
そうですよね。
外側で起きる理不尽なこと…嫌な人に〇〇された…生きていればいろいろありますが
それが全部、自分の心の中が反映しているなんて言われたら辛くなるのは当たり前です。
これ当たり前に世間に広まっていますが、取り違えて広まっているところがあります。
外側で起きることが自分の内側を投影しているのではなく、
それは…
外側で起きることに対するあなたの反応が
内側を投影しています。
ちょっと違うんです。
ここを取り違えて、嫌なことがあるたびに自分の心の中の反映だと落ち込んでしまう人がいらっしゃいます。“反応“に答えがあるんです。
たとえば、
とある知り合いは、本業でデザイナーのお仕事をしていて、他にも会社で副業をしていることを
美容室で言うと「二足のわらじですね!」と言われ、落ち込みました。と言っていました。
「二足のわらじ」の意味は、昔はネガティブな言葉として使われていたそうですが、
今は、「大変ですね」「頑張ってますね」だったり、
やりたいことをやっているという豊かな人生であるという前向きなニュアンスでも使われます。
そう、これこそ、まさに自分の反応なんです。
今の状況に満足しているのなら、良い意味で捉えていたかもしれませんし、
悪い意味だとしても気にならなかったかもしれません。
落ち込んだのなら、そこに自分の答えがあるということです。
たとえば、本当は“本業の一足で自分はやっていきたいんだな”と自分の内側に気づけるんです。
「二足のわらじですね」と言った人は、どういう意味で言ったのかは分からないですし
それよりも他人の意図は、関係がなくなります。
ここでとても大事なのは、その出てきた反応にジャッジをしないこと、
ここで危ないのが、「マイナスに捉える自分はだめだ~」と自分責めをしてしまうことです。
いいとか悪いとかではなく、「なぜこんな気持ちになるのだろう」と自分に問いかける。
正解がないものに、良いも悪いもないんです。一番自分を苦しめるのは、この自分責めなんです。
〈 まとめ 〉
外側で起きることや他人の嫌なところは、自分の内側が投影されている?
当たり前に世間に広まっていますが、取り違えて広まっているところがあります。
外側で起きることが自分の内側を投影しているのではなく、
外側で起きることに対するあなたの反応が
内側を投影しています。
あなたの反応が心の中を反映しています。
誰かに何かを言われた、こんな嫌なことがあった、それに対して
いいも悪いもジャッジせずに、出てきた反応に
こんなふうに感じるのはどうしてだろう?
そこに自分が取り組んでいける課題があり、それをクリアすると
本当に求めていることに気づけます。
自分が何がしたいかわからない…求めていることがわからない…そんな人も
外側の起きた出来事から見つけられますよ。
お試しカウンセリングは毎月5名様まで、1000円で行っております。